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アメリカでの労働環境と勤務姿勢

お給料+福利厚生

基本的にどこに行っても、ノミニケーションのようなものはなく、あっさりとした割り切った付き合いです。忘年会のようなホリデーパーティはありますが、基本的には自由参加で、「用事があるから(本当は行くのが嫌だから言い訳)」という理由でも、断って完全OKなのです。もっとも忘年会の場合は、くじ引きで商品当たったり、金一封もらえたりするので、ミスった方が損なときもあります(笑)。

車通勤が多いため、車関係のトラブルで遅れるのは当たり前、車の修理で仕事抜けるのも当たり前。「車という通勤手段がなければ、仕事来れないから仕方がないじゃん」という開き直りな姿勢です。急に来なくなる、急にいなくなってそのまま辞めるも当たり前。盗み・帳簿ごまかしなどが発覚するのも結構あり。仕事中、失恋で泣きまくって、裏から出てこない同僚もいました(笑)。

また、病欠も当たり前。まだまだ日本は「体調管理も自己責任」のような風潮がありますが、アメリカは「出社して風邪うつすな」「調子悪いのに来ても、パフォーマンスが下がるだけなのに、どうして出社するのか」という体で、調子が悪いとあっさり欠勤です。

但し、アメリカの企業はSick Leave(病欠)という、病欠であれば有休を取れるところが多いため、病欠を最大限まで取ります。企業によっては病欠を貯めて、辞めるときに金銭で還元してくれるところもあれば、次の年に消滅するところもあります。「自分の病気やケガ」に限定している企業もありますし、家族の病気やケガにまで範囲を広げるところもあります。今の勤務先は1年に7日まで病欠があり、次の年まで持ち越せますが、金銭での還元はできません。子供の学校が何かの理由で臨時休校になったり、親の介護とかでも使えるようになっています。

うちの旦那さんは無理くり病欠を取りたがらないので、これまで私の出産時に3か月、お義父さんのケガで1か月、私の膝の手術で1か月の長期休暇を取ったときに無給にならないように全て病欠をあてがうことができた上、1年半分くらい病欠があるらしいです(笑)でもほとんどの同僚が最大限まで既に使っているそう。ちなみに、足りない人にあげることもできるそうで、心臓の手術をした同僚に1か月分くらいあげてました。

基本的に長期休暇は州によって認められていて、認めない企業は罰せられることになっています。無給となりますが、疾病の内容によっては(妊娠などを含めて)、Short Term Disabilityと言って、ちょっとだけ補助が出ます。私が妊娠中は3か月取りましたが、疾病手当が出たのは40%くらいで、6週間分だけでした。物価高なアメリカでは、そんなもんで暮らしていける訳ないので、産気づくまでギリギリまで働き、産後は7週間で復職する人が多数います。

最近、企業によっては産後3-4か月まで会社の方からフルでお給料出してくれるところもあります。今の勤務先は、それに加えて月1600ドルのお小遣いまでもらえて、出産だけではなく、養子を迎えた場合や、父親も同じ条件で休みを取ることができます。

日本は産休・育休を含めて1年くらいは休みが取れるので、素晴らしいと思いますし、児童手当や地域によっては子供の医療費無料など、手厚い対応なので、本当にありがたいですが、有給の病欠は改善の余地があるところですね。

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