子供が中学校に上がる前に日本移住の予定で、うちの子供の日本語能力からして「私立中学の帰国子女枠」一本で考えていました。ただ、入試にしくじった時のために、公立中学の現状も把握しておこうと思いまして、福岡市の日本語サポートセンターに話を聞きに行きました。それがもう目からうろこで、自分の考え方が大きく変わりました。
条件として福岡市内の小中学校に入っていること。それからボランティアの日本語教師がマンツーマンで96時間まで通っている学校で教えてくれて(但し、授業があっている時間)、更にあと週1回は指定校でマンツーマンか1:2くらいで日本語教育(これも、週末ではなく授業があっている時間)。では、その96時間が終わったらどうなるのか、ということですが、週1回指定校で学ぶ日本語教室は自分が納得するまで、義務教育が続く限り、継続できるということです。平均1年半から2年くらいでこのプログラムを卒業している子が多いようですが、もちろん5-6年通っている子供もいるようです。
メリットとしては、もちろん無料。他にも同じ環境の子もいるし、日本語完全ゼロなどの子もいます。デメリットとしては、通常の授業中に通わないといけないので授業をミスってしまうことがあります。しかし子供の中には、全くわからないで通常の学校の授業に参加している子もいるので、授業を抜けて日本語学習に通うことが息抜きになっている子もいるそう。
今、共稼ぎでやっていますが、あまり周りにいない二拠点生活のことを考えると、どうしても経済的なことがネックとなっていましたが、日本語サポートセンターの先生から「お母さん、大丈夫ですよ。」と言われ、公立校で良いのではと思うようになりました。
なので、現在家探しの条件としては、「駅近、その指定校に近いところ」となりました。不動産屋さんとも話して、予算的にも一戸建ては諦めた方が良いとのこと・・・耐震を考えるとリノベコストが半端ないらしいです。
福岡に限らず、自治体による日本語サポートが増えているようなので、意識的に探していくのがお勧めです。ちなみに、台湾から北海道に1年住んだ友人は、校長先生がマンツーマンで日本語教えてくれたそうです。その学校によっていろいろサポートが異なるようです。
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