よっぽどハイリスクの出産とかでない限り、アメリカでは産前から休める「産休」はありません。産気催したときが、産休に入るタイミングとなります。私の場合、39週を迎えた週末、陣痛というものが初経験だったので、ものすごい便秘だと思い、何回もトイレに行っていました。半日くらい経って、ああこれが陣痛なんだと気づき、病院に電話をしました。同日、会社にも暫く出社できませんという連絡はしました。
今は会社の福利厚生で、16週くらいまで有給の産休・育休を取れるところとかもありますが、今住んでいる州では、基本的に産後6週間まではTDI(Temporary Disability Insurance失業保険)をもらうことができて、休む権利のある12週までの残りの期間は無給となります。結構シビアなのです。日本みたいに預かり先が確定するまで育休延長とかできませんし、無給の育休は家計に影響があります。
当時は小さいオフィスで働いていたので、同じオフィスの女の子と他の部署の人に仕事のカバーをお願いして、どういう風に仕事をカバーしてもらうのか事前に相談していました。私の場合は3か月で復職するというプランだったので、あまり深刻な計画はする必要もありませんでした。
出産は安産でした。夜9時くらいに入院し、迷うことなく無痛分娩を選び、グーグー寝て、朝7時くらいから分娩。無痛過ぎて下半身に力が入らなかったものの、20分ほどで生まれました。子供が羊水の飲みすぎでNICUに入ったので、1日入院が延びて2泊しました。子供も回復し、一緒に家に帰ることができました。
子供の健康保険は、生まれるまで加入することはできないのですが、それこそ自分次第です。日本みたいに国民健康保険みたいなのはないので、産後で体調がすぐれない中、自分で直接雇用先の人事部に連絡して、「子供が生まれたので、加入させて下さい」と伝えるしかありません。旦那の雇用先に旦那が連絡したら、「普通分娩だったらすぐに保険加入できるけど、NICU入った場合はもっと複雑な手続きを踏まないとならないため、1週間はかかる」と言われ、まずは私の雇用先に保険に入れてもらおうということになりました。私の場合、休日に入院したので、その人事部の人と連絡が取れず+保険に加入できず、病院側から「21,000ドル退院時に払っていってね、クレジットカードでも大丈夫よ」と言われました(笑)。1ドル100円換算でも210万円です・・・平日に退院することができたために、すぐに保険に入れてもらえて、請求は保険の支払い後ということになりました。
産休に入るまでバタバタでした。子供の保険加入に関しては、産前に予め人事部の人と手続きとか流れとかを確認しておいた方が良いかもです。
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